イギリスでお洋服のことを思っていたら、前職場のムカつく奴らを思い出したりしてちょっとイライラしたり、でもあのときの自分は強かったな〜と思ったり

イギリスの話
City of London 東にあるSt Katharine Docks Marinaのヨット。Tower of Londonのすぐとなりなのですが、ここまでは観光客はこなくて、平日は大体City界隈で働いている人たちが散歩したり、ジョギングしたりしています。静かで素敵なところだけれども時間によっては人が全くいないので、ちょっと怖くなるので、もし行くことがある場合は明るいうちにね。

自分のお洋服の話なのですが、イギリスに来た当初(20年前、今比べるとすごく痩せていました)は自分にあったお洋服のサイズがなかったり、なんとなく気に入ったのがなかったりで、日本に帰国するたびに買い足していたのですが、帰国する時期の季節の服しか買えずにだんだんとイギリスで調達するようになりました。

慣れてしまえば、別に気にもせず、あちこちのお店に顔をだし、適当に見繕っていました。

そのころ働いていた会社は日系でしたが、服装自由で、かなりカジュアルな服装で通勤していました。週五でジーンズ、しかも上はGジャンで合わせていて、今思うと、そんなに頑張ってカジュアルしなくてもよかったかも。

そんな会社でも、駐在員の方はみんなスーツを着ていたので、きっと他はゴルフ服しか持っていないんだと思う。

そんな服装自由な職場を謳歌していた私ですが、ある日私の直属の上司に呼び出され

「会社のポリシーとしてはポリシーとして、営業部(私の所属部署)として、もう少しあまりカジュアルすぎない服装などにしてもらえないだろうか?」

とかなり遠慮がちにお願いされました。

その時に来ていた服は、ロックなロゴの入った真っ赤なTシャツ、ミニのジーンズスカート、カウボーイブーツと、当時30代後半だった割には、自分おしゃれ道に邁進した服装でした。

あの赤いロックTシャツが引き金となって、上司にどうしても一言言わせたくなっちゃったのかしら?

確かに所属は営業部ではあったのですが、別に私が客巡りするわけでもなく、せいぜいオフィスに訪問された方にお茶出しをお願いされるだけなので、オフィス的な服装って必要?とも思ったのですが、まぁ言われちまったので、少し直すか。

言われたことをきちんと聞くエライ私。

しかし今まで自由奔放にしていたので、いわゆる‘ちゃんとした’服装など持っていない。

初めから買い始めるのはお金もかかる、でも上司に個人的に口頭で注意されただけなので、これお洋服代ね。と経費で現金を渡されたわけでもない(当たり前だ)

仕方ないね、ebayだな。

ebayとは日本で言うメルカリみたいな中古品を売買するサイトです。

日本にも一時運営されていた時期があったと思うけど、ヤフーオークションなど日本固有のオークションサイトに叶わずあっという間に撤退してしまいました。

イギリスでは10年以上前のebayは中古品を個人同士で売買するにはほぼ唯一のプラットフォームで(私が知る限り)かなり規模が大きく、みんな利用していました。

そして、古着やリサイクルの服にまったく抵抗のない私は、ebayで買う買う買う

次から次へと買う買う買う。 (一度決めると爆進するタイプ)

ここで狙うブランドは、絶対に定価では買わないHobbs(イギリスブランドなので、キャサリン妃がたまに着たりするのでその都度話題になり、着用していた服がebayで高値で取引される、Cityお勤め女性の定番素敵ブランド)を狙い撃ちしました。

Hobbs大好き。すごい素敵なの。これを着ていれば通勤服としてはまず間違いなしの安心ブランドです。

個人で古着を出している人もいれば、2,3週間に1回はHobbsの商品を大量に売りに出している人もいたりして、どうやって仕入れているんだろう???

出品者曰く、もうサイズアウトして、着れなくなっちゃったのよ〜。という文面を2年ぐらい続けていたので、そんな長い間サイズアウトした服を買っては中古で売ったりするのはものすごく嘘くさい理由でしたが、いいんですよ、私が安く手に入ればいいのです。

古着とはいえ、状態のよいCityお勤め女性定番ブランドのお洋服に変わっていった私、真っ赤なTシャツにカウボーイブーツをはいていたころの私とはあまりにも方向性が違ったため、周囲からコメントをよくもらいました。

イギリス人の同僚や駐在員の方たちからはたいていよいフィードバックをもらったのですが、当時は、いろいろ何やかやありまして、日本人女性職員たちからハブられて、日本人女性の同僚からは、嫌味な言葉で冷やかされもしました。

本当はムカついたのですが、面と向かってやり返したりは、常にしていましたし

(みんなもなにか嫌なこと言われたら、大きな声で周りに聞こえるように罵倒し返すといいよ、気持ちいいから)

笑顔で、「皆さんからすごい褒められてばっかりいまーす。」と言い返したり、でもまぁ基本は無視でしたかね。

つい当時の記憶がよみがえり、ついぐちっぽくなってしまったわ。失礼失礼。

ebayショッピングで快進撃をとげていた私ですが、やはりトラブルもあり、新品同様とあったのに届いたら、着回しされつくしてヨレヨレとかすごい汚れがあったりとかで、出品者とのやり取りに神経をすり減ったりなど、だんだん利用頻度が減っていきました。

以前はどちらかというと個人的なやりとりの場だったのですが、商業目的プラットフォームにだんだんとシフトしていて、あまりお買い得品が出てこなくなったというのもあります。

そんな時、ある日ふと思ったのです。

毎日会社に着ていく服を考えるのが面倒くさい。

この考えにいたってしまってからは、もう服を選ぶのが面倒くさい、苦痛なものになっていきました。

そんな私でしたが、ある日すごいイイ考えた!

自分で制服作っちゃえばいいんじゃない!

いや、ネットで会社の制服っぽいの売っているから、それを5種類買って、月火水木金ローテーションで着ればいいんだよ。

イギリスは夏でも基本肌寒いので、制服に上を羽織るかはおらないか、で温度調整すればいいし、どうしても制服じゃない時にだけ、ある服でちゃんとしたものを着ればいいんだ。

天才だわ〜、私。

そんな考えに取り憑かれてネットで探していたらそこまで高くないし、いいかも。イギリスのネットでは売っていないから日本に一時帰国した時に買ってこよう〜。

と思っていたのですが、そんな時に突入した2020年ロックダウン、制服どころか会社にも行かなくなったので、結局この制服アイデアはお蔵入りになりました。

ものすごくいいアイデアなので、もし、毎日の服装を考えるが面倒くせ〜と思っている方!

私の「週五で制服アイデア」を使ってみてね!

今日も読んでくれてありがとう!お洋服はいつでも悩みのタネですよね。今もワードローブやタンスにはたくさんの服があるのに、毎日着るものがない問題。でももう着ない服を捨てるのももったいないからebayで売ろうとしても、出品する手間が面倒くさかったり、それでも全然売れなかったり、売れても手元に残るのはホンの少しなので、もうチャリティーショップに持っていこう!決心してもそれも面倒くさくて。。。。永遠にタンスの中身が減らないマンです。

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