つい先日長い付き合いのあるママ友さんとお茶などをしました。
お子さんがうちとほぼ同い年で補習校などでも付き合いがあったので、お子が小学生の頃からのママ友。
この人は、お子の教育に対して私にいろいろなアドバイスをくれました。
曰く、子どもの事を考えるならイレブンプラス(グラマースクールと言われる公立に入るための受験、頭良くないと入れない)しないと!
曰く、子どものことを考えるなら私立校(授業料年に3万ポンドぐらいかかる)にいれることも考えないと!
曰く、家事と仕事の両立が大変なら、ダンナに稼いでもらえばいいのよ!(自分は家事をしていればよし)
曰く、私立にかかる費用は義理両親におねだりすればいいのよ!
などです。
うちのお子はあまりアカデミックでもないし、私立の学校は半端なく高いし、ダンナが仕事して私も仕事すればダブルインカムで尚良しだし、家事嫌いだし、義理ご両親に何万ポンドもおねだりなんてできる人っている?と思い、話ゼロで聞いていました。
そんな彼女のお子さんはグラマーにも私立の学校にも行ってない。グラマーは挑戦したけど、受験失敗、私立の学費は払えないようで、結局ずーっと普通の公立学校に通っているので、義理のご両親に私立の授業料のおねだりもしていないという事でしょう。
私はグレートヒューマンホモ・サピエンスなので、「あんなに人には散々いっといて、ご自身はこれですかブークス(笑)」などとは言いませんけどね。グレートなので。
何年も知っているからこそですが、彼女は人には大変な事やらせようとするけれど、自分はそんなにたいして努力ってしていない気がする。
グラマーって賢くないと入れないからすごい勉強しないといけないんですよ。それなのに、お子さんに勉強をあまりやらせている気配がなかった。
受験だめだったって聞いて、まぁそーでしょうね。イギリス在住の日本人だけじゃなく、中国人韓国人インド人たちがわんさか狙っているグラマー校を大した努力なしになんで受かると思った?
これ以降あまりうちのお子の教育に口出しできなくなったのでよかったのですが、こういうお子の教育にものすごく激しい熱意もしくは思い込みをしている人ってイギリスの日本人社会にたくさんいます。
彼女は私に絡んできていたので、ウザかったですが、私が知る限りでは、お子がYear 6(ここでグラマースクールのためのイレブンプラスというテストがある)まで日本人ママたちは100人中280人ぐらいこの話しかしない。
どの学校にお子が通っているかは、ダンナの職業と同様にステータスなので、みなさん必死です。
見知らぬ方が私にかける第一声が、「お子さんどこの学校にいっているの?」もありました。
さすがに第一声でこれは珍しいのですが、だいたいどこかのタイミングでこのフレーズが入ってきて、私のように、お子はステート(公立)です、グラマーや私立は考えたことありません。と正直に話すと彼女たちは私に興味がなくなり、私が空気になってしまうらしく、会話してくれなくなります。(失礼だろ!)
そんな100人中280人のステータス競争合戦からポロッと外れている私は異端に見られていたかもしれません。
イレブンプラスカンガエないコイツヤバい?ワタシガワカラセテアゲナイト!
といった使命感もあったのかもしれませんが、やっぱり一番の理由は
ただの赤の他人だから
に尽きると思います。
うちのコに行きたいとも思っていない学校を受験させるために無理くり勉強させることも、私が仕事やめて家計が苦しくなっても、義理両親にずうずうしいお願いをして気まずい状況になっても、さもいいアイデアです。と押し付けてこれたのは、私はただの赤の他人で、自分はまったく関係ないからなんでしょうね。
赤の他人でいいから、私にかかわらないで欲しいが本音ですが、ままならない世の中ですよね。ママ友ネットワークって色々あってね、いらない人をその人だけポイッと排除できないのよ。
反対に私がポイッと排除されてしまう可能性もありますからね。
まぁそうなってしまったら仕方ないとは思いますが、なんだかんだ言っても、異国の地のママ友ネットワークは楽しかったりしますので、自分で自分を保ちつつ、今後も楽しくお付き合いしていけたらいいな〜と思っています。
今日も読んでくれてありがとう!今思い出しても、あの日本人社会ママたちのイレブンプラス熱はすごかった。きっと今もすごいんだろうな〜。そんな人達を私はただ、あんたたちそんなに賢そうでもないのに、なんで自分のお子が賢い学校に入れると思ってんの?自身の上位交換にしたいの?それでも限度ってもんがあんじゃないの?と斜めに見ていてました。遺伝無視すんなヨ。ただですね、皆さんものすっごい勉強していい学校入って、そんな彼/彼女らが大きくなって優れたお医者さんもしくは研究者になって、難病と言われる病気を治せるようになってくれるといいな〜。とすごく期待しています。
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